対話型農作業安全研修ツール
対話型農作業安全研修会(以下、対話型研修会)とは、法人等の小集団を対象に、オペレーター等の農業者同士が日頃の農作業における安全に関する気づきやノウハウ等の意見交換を行い、具体的な改善策をとりまとめて実行を促す研修会です。
研修担当者(普及指導員等)が進行役を務めるほか、助言役として農研機構農業機械研究部門研究員や農作業安全アドバイザーなどの安全に係わる専門家を参集し、農作業事故事例等の情報提供と組み合わせて実施すると、より効果的です。
また、あらかじめ参加者の「ヒヤリハット経験」を調査することで、回答の多かった経験等が検討材料となり議論が促され、具体的な改善策が検討できます。
さらに、農業者から出された意見をとりまとめて「私(たち)の農作業安全宣言」チェックシート(下記の事例紹介を参照)を作成することで、農業者一人ひとりの意識を高め、具体的な改善の実行が期待できるとともに、継続的な改善へつながります。
対話型研修会の実施に当たっては、農研機構農業機械研究部門が「対話型農作業安全研修ツール」を公開しています。
乗用トラクターなど10機種・用具におけるヒヤリハット経験をアンケート調査する「事前調査票」、ヒヤリハット経験ごとに「機械・用具等」、「作業環境」及び「作業・管理方法」の各側面から改善策の例を分類した「改善策一覧表」、「活用マニュアル」の3点で構成されています。
詳しくは次のホームページをご覧ください。
農作業安全情報センターホームページ(農研機構農業機械研究部門)
「対話型農作業安全研修ツール」
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